離婚前提であるにしてもそうでないにしても、
別居中の方の悩みにはいろいろあると思いますが、
そのなかの1つに「別居中であることを周りに言うか言わないか」というのもあると思います。
私も、子どもを連れて別居を始めた当初は、(別居の経緯はプロフィールに書かせていただいています。)
周りに言うか言わないかで悩んだ場面が何度かありました。
周りに言わなかった私の経験
離婚が成立しているのであれば、周りにもそう伝えればよく、
ひとり親として行政の支援への相談もしやすいのですが、
「別居」という中途半端(という言い方は適切でないかもしれませんが)な状況、
まだ離婚協議が始まったばかりで成立するかどうかもわからない状況だったりすると、
相談に言っても「??」という反応をされてしまいます💦
私の場合は、全く住んだこともなく知り合いもいない土地に引っ越したので、
小学校の保護者の方や地域の方など、初めて知り合う人にいきなり
「別居中です」というなんとも反応しづらい話をするのもどうかと思い、
「単身赴任です」と伝えていました。
でも、そうすると今度は、町内会や子ども会、学校のPTAなどの活動をする際に、
土日に父親の協力も必要な活動があったりすると、
「今週は単身赴任先から戻らない予定で…」と嘘をつくことに罪悪感を感じていました。
引越した当時、息子が不安定になった時期があり、
小学校に慣れるまでに時間がかかり、私が付き添ってなんとか登校していたので、
親身になってくださった担任の先生にだけは
別居中であること、私が急に働き始めて息子が少し戸惑っていること等をお伝えしましたが、
それ以外は、ごくわずかな友人にだけ伝えていました。
話したくなったタイミングでいい
本当のことを話さなかった友人たちには、隠したかったわけではなく、
重い話になりそうで申し訳なかったり、
メールのやり取りのなかで伝えるには説明しづらい内容だったりという理由で、
話していませんでした。
また、精神的に辛くて、話せるほど自分のなかで整理できていないという理由もありました。
別居する場合、何かしらの事情があって別居されていて、
精神的にもダメージを受けていることも多いと思いますので、
周りに言いづらければ、言わなくてもあまり支障はないように思います。
周りに話すか話さないかによって大きく状況が変わるということもないと思いますので、
ご自身のダメージが回復したり心の整理がついてきたときに、
話したくなったら話そうかなというぐらい気楽で良いと思います。
私も、自分のなかでダメージが回復し、行政書士を目指すことを決めて、
自身の経験が悩んでいる誰かの役に立つかもしれないと思い発信するようになってから、
たくさんの友人から連絡をもらいましたが、
「知らなかったよ!」「元気をもらったよ!」と言ってもらうことはあっても、
「どうして話してくれなかったの(> <)」と言われたことはありません(笑)
別居中の子育てはどうすれば?
私の場合、子育ての支援を望める実家や知り合いはいないので、
さいたま市のファミリー・サポート・センターや緊急サポート・センターを利用して、なんとか仕事と子育てを両立しました。
また、別居を始める前に、弁護士さんを間に入れて「別居公正証書」を作成いただいていたことで、
養育費などでもめることなく生活できたことは良かったと思います。
別居する場合、金銭にかかわる取り決めを先にしておくことは、
子育てするために非常に重要です。
また、私は、「別れても親はふたり」という考え方を「りむすび」を通して知り、
心から共感したので、別居中の夫と共同養育を実践しました。
最初から上手くいったわけではありませんが、
2年間の共同養育を通じて、夫の子育てへの主体性にも大きな変化があり、
やってよかったと思っています。
現在は、「りむすび」の共同養育アシスタントもしています。
「りむすび」の
「共同養育Man&Woman」のインタビュー記事
共同養育については、今後、詳細をまた書いていきたいと思います。
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