こんにちは!行政書士の南部成美です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
「資格試験を受験したいけれど、学習時間が十分に取れそうになくて不安」
という方は多いと思います。
私もそうでした。とても不安でした。
2人の子どもたちの育児と家事、仕事をしながら、多くの学習時間を確保することは難しいです。
でも、一般的に言われている資格取得に必要な勉強時間というのは、
学習方法を工夫することで、短縮することが可能だということを、私は受験を通して知りました。
今回は、私が実際に、どのようなスケジュールで、どれぐらいの学習時間で合格したのか、お伝えしたいと思います。
この記事を読むと、こんなことがわかります。
行政書士、FP2級の資格取得について、
- 短期合格者はどのようなスケジュールで学習していたのか?
- 忙しい人が学習時間を確保するための方法は?
- 一般的に必要とされている学習時間は、どれぐらい短縮できるのか?
行政書士、FP2級の合格に必要な学習時間は?
私の場合は、受験したのが行政書士試験とFP2級の試験でしたので、
それを例に見てみますと、
一般的に、合格のために必要な学習時間は、初学者の場合、
●行政書士試験: 800~1000時間
●FP2級試験: 150~300時間
と言われています。
ということは、2つ受験するとなると、単純計算で
合計 950~1300時間が必要ということになりますね。
必要な学習時間というのは、
初学者であるか、学習経験者であるか等によっても変わってくるとは思いますが、
私の場合、法律に関して全くの初学者で(大学は文学部出身です。)、もちろん、行政書士試験の勉強をするのも初めてでした。
高校のときに習った憲法もほとんど覚えていないレベルでした。
それでも、行政書士として仕事がしたい!誰かのためになりたい!という気合だけは十分。
FPに関しては、3級の勉強すらしたことがないのに、それを飛ばして2級を受けるというチャレンジャーでした。
3級を取っていないため、そもそも2級の受験資格がなかったので、
受験勉強を始めるまでに(7月10日)、課題を提出し、なんとか受験資格を得ました。
受験勉強中の私のタイムスケジュール
こちらが、受験勉強期間中の私のタイムスケジュールです。
赤枠で囲っている部分が、私が「机に向かって学習するのに使える時間」です。
私が教材を買って学習を開始したのが、7月11日でしたので、
7月11日から数えて、FP2級試験(9月13日)と行政書士試験(11月8日)が終わるまでの約4か月間の赤枠の学習時間を合計すると、
約220時間になります。
(4か月間のうち、約3か月間が行政書士、約1か月間がFP2級の
学習期間となりました。)
日によって多少のばらつきがあったり、
学校行事、子どもの突発的なケガや病気、家族での外出などによりスケジュールが大きく変わり、学習時間が少なくなった日もありましたが、
行政書士試験の直前の5日間に仕事の有給を取らせていただいたので、
結果的にはプラスマイナスでやはり座学は合計220時間ぐらいになりました。
・・・「いやいや少なすぎでしょ!それで合格はウソでしょ!」と思いますよね💦
一般的に必要な時間は950~1300時間…
私がこのタイムスケジュールで学習しても、到底合格ラインには届かないことは、受験勉強を始める前からわかっていました。
学習時間を増やした方法
そこで、学習時間を確保するためにとった方法は以下の3つです。
- スキマ時間を徹底的に活用する
- いつ、どの場面で、何をするかをルーティン化する
- 耳学で効果的に復習する
1つずつ見ていきます。
① スキマ時間を徹底的に活用する
受験勉強中は、通勤時間と仕事のお昼休憩中を、問題を解く時間に使っていました。
ほんの1分でもスキマ時間があれば、アプリを使って1問でも多く問題を解くようにしていました。
たとえば、ドライヤーで髪を乾かしている時間、スーパーでレジに並んでいる時間、子どもを迎えに行って保育園から出てくるのを待っている時間など、
日常の中には、意識すればたくさんのスキマ時間を見つけることができます。
② いつ、どの場面で、何をするかをルーティン化する
でも、スキマ時間をいくらたくさん見つけても、
スキマ時間ができるたびに何をするか考えているようでは時間がもったいないです。
1分1秒も無駄にしないために、
私は受験勉強期間中、下の表のように、いつ・どの場面で・どんなスタイルのときに、何をするかを決めていました。
この表に書き出したものが全てではなく、直前期には他のこと(判例の確認など)もやっていましたが、
何をするか明確にルーティン化されていると、
毎回、迷わず、前回の続きから取りかかることができます。
スキマ時間を活用した結果、
座学 約220時間に、
立ったままの学習 約110時間がプラスされ、
合計330時間になりました。
※表には「行政書士」「FP2級」の両方を書いていますが、
毎日両方をやるのは私には難しかったので、「今日は行政書士の日、今日はFPの日」と決めて取り組み、
結果的に、行政書士に3か月、FPに1か月の学習期間を費やしました。
つまり、行政書士に約248時間、FP2級に約83時間かけたことになります。
③ 耳学で効果的に復習する
スキマ時間を活用してもまだ、合計約330時間…
そこで、私は仕事以外の時間は一日中ワイヤレスイヤホンをつけて、
耳だけから学ぶ「耳学」をしていました。
ただ聞き流すのではなく、
得点力につながる方法を自分なりに考えて実行した結果、短期一発合格することができましたので、
忙しくて勉強時間が十分に取れない方には本当におすすめです。
私の耳学の詳細は長くなるため別記事にまとめましたので、もしよろしければご覧いただければと思います。
耳学していた時間は、平日で約6時間、休日で約13時間で、
合計すると約1000時間を超えます。
割合的には、耳学は9割がた行政書士試験の対策としてやっていましたので、
行政書士に約900時間、FP2級に約100時間かけたのだと思います。
耳学していた時間をそのまま学習時間にカウントすべきかどうかはわかりませんが、
少なくとも耳学を活用しなければ私は合格できなかったと思っています。
まとめ
結論として、行政書士とFP2級に合格するまでの私の学習時間は、以下のようになりました。
耳学を効果的に取り入れることで、
それ以外の学習時間が必要学習時間に届いていなくても、合格することができました。
学習時間の確保が難しい方でも、工夫することで、合格することは可能です。
- スキマ時間を徹底的に活用する
- いつ、どの場面で、何をするかをルーティン化する
- 耳学で効果的に復習する
◆なるみ行政書士事務所 ホームページ
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